『いつも元気なあいさつありがとう
高橋 』
「・・・『高橋』って、だれ?」
その日から娘さんと一緒に『高橋さん』探しがはじまる。
恐らく、ジョギング中に何人かあいさつを交わしているうちの一人だろうが、直接、「高橋さんですか?」などと聞くこともできず。
近所中を探し回ったが、結局それらしい人物も見当たらず、諦めかけていた頃、きのうの夕方家の前に一台の軽トラックが停車。
中から降りてきた人物は毎日、朝と夕方、ウォーキングをされているおじいさん。
わたしたちがあいさつをしたら、いつもボソリとあいさつをしてくれて、とてもおとなしく、寡黙なイメージのある方だ。
思わず、夕食の支度の手を止めて、玄関の扉を開くと、すでに『高橋さん』は軽トラックで走り去った後だった。
ふと下を見ると、採れたての新玉ねぎがたくさん袋に入れてあった。
『あいさつ』からはじまった小さな関係だが、驚くような大きなつながりをつくったことが不思議でもあり、嬉しくもあり。
ジョギングを続けていて良かったと思えることがまたひとつ増えたねと、娘さんと喜び合った。

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